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2024-08-19 16:05:00
1996年の夏をミッシェルゲラールのレ・プレ・ドゥジェニーで過ごしました。
料理人として夢のような時間でした。憧れのシェフのお店で働けることもそうですが
この店の環境がほんとに素晴らしかった。
従業員用の専用のキッチンに食堂それもレトロな感じで雰囲気のある空間
当時最新の設備がそろった中で料理すること
毎朝 ミッシェルゲラールがBonjour!って感じでみんなに挨拶してまわり握手してくれるのもうれしかった。
ディズニーランドでミッキーマウスに会うような感覚といっていいのか
またフランス南西地方のほんとに田舎 周囲15kmはなにもない。ポツンと一軒家じゃないけど
ポツンと存在するミッシェルゲラールの村っといった感じ
敷地内にはブラッスリー、ダイエットレストラン、三ッ星レストラン、スパ、医療設備、コテージ、ホテル
当時の仏大統領がヘリコプターで療養に来るような素晴らしいところでした。
敷地内の芝生の上で奥さま娘さんとクロスを敷いたテーブルで食事するムッシュ ゲラールの
姿はほんとに素敵でした。
そんなムッシュの訃報を聞いて忘れかけていたフランスにいたころのいろんな思いを改めて思い返しています
パティシエとして1958年にM.O.F.(国家最優秀職人章)を受章するなど道をきわめるも、料理人に転向。パリに「ポ=ト=フ」を開業し、軽やかな料理で大人気に。しかし店をたたみ、1974年41歳のとき、南仏ウジェニー・レ・バンに「ダイエットと美食」を掲げるホテルレストラン「レ・プレ・ドゥジェニー」を開業(1977年に3つ星)。著書名のとおりの『おいしく食べてふとらない料理』を実践する。創造性、美味、健康を実現する料理で、今に至るまで世界中からお客を集め続ける。